kaztra’s blog

お酒、料理好き、演奏家、の私が綴る、日々の雑記ブログ。

たけのこのアク抜き。

春になって、生のたけのこが売ってるのを見ると、そんな余裕もないくせに買っちゃったりする。

 

今年も何度か手に取っては、戻して。

を繰り返して、先日、安いたけのこと出会い、気づいたら購入していた。

 

春になると食べたくなるたけのこであるが、問題なのが、アク抜きである。

年に一回しかやらないことだし、下処理の手順も曖昧だったりして、結構面倒くさい。

しかも、たけのこは、置けば置くほど"アク"が強くなる。

だから収穫直後であればあるほど、購入直後であればあるほど、アクは少なく、美味しく食べられる。

このアクの成分は"シュウ酸"であったり、"ホモゲンチジン酸"だったり。

 

(シュウ酸は確か、形がトゲトゲしてて、このトゲトゲが刺さるから、えぐみに感じるらしい。)

(ホモゲンチジン酸はもともとはチロシンという旨味成分らしく、しかも非必須アミノ酸なので、きっと採れたてはめちゃめちゃうまいんだろう。)

 

アク抜きには、米糠や重曹、米のとぎ汁なんかでもいけるらしい。

今回は米のとぎ汁と、少し鷹の爪で茹でたのかだが、最近の研究だと、えぐみ成分は水溶性らしいので、たっぷりの水で茹でるだけで、アクは抜けるらしい。

 

それから、大根おろしを使うといいと言う人もいる。

大根おろしは勿体無いから、なかなか気が進まないけど、いつか機会があったらやってみたい。

 

茹で上がりを味見すると、水煮の筍とは比べ物にならない甘味と風味があった。

これはうまい。

ただ、少しだけえぐみが残ってるので、もう一回だけ、たっぷりの水で茹でることにする。