昨晩は、麒麟山シリーズの新口デー。
キリッとして、かなりスッキリした飲み口ということなのだが、実はそういった酒を自分で買うことは少ない。
大体辛口とあっても、華やかな香りがあるものや、味わいとして、しっかり米の味があるものをチョイスすることが多い。
フルーティーめなものがどんな酒でも好きだ。
いつも日本酒は、冷やを頂くのだが、調べたところ、どうやら麒麟山は燗でいただくのが良いらしい。
なるほどなるほど、そう知りつつとりあえずは冷やで一口。
なるほどー、これはキリッとだ。
雑味なく、味わいとしても、香りとしても、至ってシンプル。濃くなく、嫌な酒臭さもない。
後腐れないっていう感じの味。
つづいて燗で飲んでみると、しっかりとした辛口のまま、香りと味が広がり始めた。
こうすると、しっかり日本酒を飲んでいるっていう感じになる。
やはり、燗が向いているというのは本当のようだ。
冬場に適当な酒を買って、燗にすることはあっても、燗向きの酒を飲むことはなかったので、非常に新鮮。これはこれで楽しい。
ちなみに、日本酒の温度帯表記3段階くらいだと思いがちだが、実はもう少し細かい。
雪冷え・・・5℃
花冷え・・・10℃
涼冷え・・・15℃
常温(冷や)・20℃
日向燗・・・30℃
人肌燗・・・35℃
ぬる燗・・・40℃
上燗・・・・45℃
熱燗・・・・50℃
飛び切り燗・55℃
実はこんなに、5℃単位で細かく分かれてる。
何でこんなに細かく分かれてるのかはわからないんだけど、初めて知った時に、こんなおしゃれな名前ついてるんだって思ったのを覚えてる。
なかなか細かく温度を測ることなんてないけど、今度飲むときは、温度の変化を感じながら飲んだらもっと楽しそうだ。